大宮バイパスから少し入った住宅街。
真冬の冷え込む朝でしたが、ご指定の駐車場に着く前から、ツンとした灯油のニオイが漂ってきました。
作業時間:3時間30分 費用:45,000円
ポリタンクの蓋が緩んでおり、カーブの遠心力でサードシート付近に大量の灯油がこぼれたというSOS。
車内を覗き込むと、フロアカーペットがタプタプに黒く染まっています。
灯油は揮発しにくく、時間が経つと車の鉄板の塗装やプラスチックをドロドロに溶かし始める、
まさに時間との勝負。
手袋越しでも伝わってくるヌルヌルとした感触。
油分は水を弾くため、一般的な洗浄機は全く役に立ちません。
まずは石油系成分を乳化させる(水と混ざる状態にする)特殊な中和剤をたっぷりと噴霧します。
化学反応が起きるのを待つ間、強烈な揮発臭で目から涙が滲んできます。
頃合いを見て、130度の高温スチームを直接当てて一気に油分を浮かび上がらせ、
即座にバキュームで吸い上げる。
吸い込んだ廃水は真っ黒で、表面には虹色の油膜がギラギラと浮いていました。
この廃水が透明になるまで、何度も何度も同じ作業を繰り返す。
最後は自分の服に染み付いたニオイなのか、車内に残っているニオイなのか分からなくなるほど感覚が麻痺しますが、
一度外に出て鼻をリセットし、確認を重ねて完全に脱臭しきりました。
お客様の感想:車を走らせるだけで頭痛がするレベルでしたが、全くニオイがしなくなりました。手品みたいです。